[2018年度最新版]オーストラリアの最低時給は23.66ドルです。

今回はオーストラリアの最低時給について説明します。

*オーストラリアの時給は年々上がっています。この記事は2018年度7月現在のものです。
*タイトルは働く方がカジュアルで雇用されているかつ21歳以上であることを前提とした最低時給を採用しました。

オーストラリアの最低時給はいくら?

現在のカジュアルで採用されている従業員の最低時給は23.66ドルです。

$23.66はオーストラリア全体かつ全職業の最低ラインで、ここからどの州・どの職種で働いているのかによって時給が変わります

また21歳未満の方は年齢によって時給が変わります

 

これだけでは意味がわからないと思うので1つずつ解説していきます。

1. オーストラリアの雇用形態には3つあります。

まず時給について理解するにはオーストラリアの雇用形態の違いを理解する必要があります。

オーストラリアの雇用形態には基本的に3種類あります。

簡単に説明すると

カジュアル→雇用期間、就労時間などの縛りがなく、有給や病欠ながない。
パートタイム→週38時間以下で安定した就労時間。有給・病欠を使うことができ、雇用期間に契約がある。
フルタイム→週38時間以上の就労時間を保証されている。有給・病欠を使うことができ、雇用期間に契約がある。

詳しい解説はこちら

イメージでいうと

カジュアルはフレキシブルに働いてくれるバイト

パートタイム・フルタイムは長く働いてくれる正社員

という感じです。(あくまでイメージですが)

1年、2年しか滞在しない、しかも同じ雇用主の元で6ヶ月しか働けないワーホリは基本的にカジュアルで雇用されます。

キャッシュジョブについて

オーストラリア政府を通さずに給与を手渡しする仕事をキャッシュジョブといいます。
キャッシュジョブは違法行為であり、もともと政府を通していないのでカジュアル・パートタイム・フルタイムのどれにも分類されません。

パートタイム・フルタイムで雇用されている方

稀にワーホリがパートタイムまたはフルタイムで雇用されることがありますが、そういう方は就労時間、有給、病欠などがちゃんと保証されているか確認しましょう。
悲しいことですが、ワーホリが雇用形態の違いを理解していないことをいいことにパートタイム・フルタイムで雇っているけれどもカジュアルと同じように扱う悪い経営者もたくさんいます。

2. カジュアルの時給の見方

では、次にカジュアルの最低時給政府の公式サイトで見ていきましょう。

最低時給についてはこのように記述されています。

オーストラリア全体の最低時給とは?

 

オーストラリアの最低給与は18.93ドル/時または719.20ドル/38時間(タックスを引く前の金額)

 

カジュアル労働者はこの最低給与に最低25%を上乗せした給与を受け取ることができる。

 

ジュニア労働者(21歳未満の労働者)の給与にはMiscellaneous Award 2010に記載されたパーセンテージ計算法が適応される。

18.93ドルというのはパートタイム、フルタイムでの雇用を含めた全体の最低賃金で、カジュアルはその25%増し、つまり23.66ドルを受け取る権利があると明記されています。

よく「オーストラリアの最低時給は17〜18ドルだ」(年によって変わる)というふうに書かれています。この情報は間違ってはいませんが、カジュアルで採用されることを加味していないのでワーホリの間で誤解を生む原因になっています。

繰り返しますが、

ワーホリは基本的にカジュアルで雇用され、その最低賃金は23.66ドルです

(ただし21歳以下の労働者を除きます。詳しくは後ほど)

3. 働く場所、職種によって最低時給は変わります

23.66ドルというのはオーストラリア全体かつ全職種の最低賃金であると上で述べました。

オーストラリア国内でもどこで働くか・なんの仕事をするのかによって最低賃金は変わります。

例えば、ワーキングホリデー利用者にとって身近な職種であるレストランのウェイター/ウェイトレス

ウェイター/ウェイトレスの中でもどのポジションで働くかによって最低時給は変わってくるのですが、

  • 注文を取る
  • 料理を運ぶ
  • 会計をする
  • 掃除をする

などを行うごく一般的なポジションであるとします。

政府の公式サイト上の最低時給計算ページで調べてみるとこのポジションの最低時給は24.34ドルです。

*アワードをRestaurant Industry Award 2010 (MA000119)、ポジションをLevel 1 – food and beverage attendant grade 1のcasualで計算しました。職務内容によって変わるので一例として参考にしてください。

このポジションは全オーストラリア共通でしたが、職種によっては州によって最低時給が変わるものもあります。

自分の最低時給を知りたいという方はこちらのPay Calculatorで調べてみてください。

4. 21歳未満のワーホリ

21歳未満の方は年齢によって時給が変動することがあります。(職場によっては変わらないこともあります)

例えば、上で示したウェイター/ウェイトレスと全く同じ条件の場合、

18歳の方は17.04ドル

19歳の方は20.69ドル

(20歳・21歳以上は24.34ドル)

が最低時給です。

もちろんこの最低時給も職種・ポジションによって変わります。

Pay Calculatorで最低時給を検索する際に年齢を選択する項目があるので、自分の年齢を入れてチェックしてください。

最低時給が最低時給でない現実

悲しい現実ですが、ワーホリという弱い立場を利用して低い時給で働かせている悪徳な経営者が多いのは事実です。

  • 英語が上手く話せない
  • ビザの残りが少ない

こういった理由をあげて仕方ないと最低賃金以下の時給で働いてしまうワーホリの方も少なくはありません。

 

政府の最低賃金についてのページにはこんな一文があります。

雇用主と従業員は、例えお互いが同意したとしても、適切な最低賃金以下の給与を支払われてはいけない。

つまり

誰でもきちんとした賃金を受け取る権利がある

ということです。

 

カンガルーデイズはワーホリの見方です

もしご相談などあれば問い合わせまたはtwitterから一報いただけると幸いです。

注意

オーストラリア政府の発表するnational minimum wageは18.93ドルですが、これは全ての労働条件に対する最低時給ではありません。
ワーキングホリデーを利用しオーストラリアにやって来られる方の多くはこの最低賃金が雇用形態、職種などによって変動することを知らず、それを利用した悪徳経営者に摂取されることがよくあります。
今回の記事は、ワーキングホリデー利用者に自分はいくらの時給を受け取る権利があるのか知ってほしいという思いから「オーストラリアの最低時給は23.66ドルです」というタイトルを採用しました。