キャッシュジョブをしている人に聞いてほしい話

こんにちは。takumiko@kangaroodays717)です。

今回はキャッシュジョブについてお話しします。

キャッシュジョブとは?

キャッシュジョブとは英語でcash in handと呼ばれる給与の支払い方です。給与を現金で支払うことによって政府に払う税金などをごまかすやり方です。

2018年8月現在、ワーキングホリデー利用者は給与の15%を税金として収めることが義務付けられています。しかし、給与を現金で支払うと働いている証拠が隠蔽できるので、オーストラリア政府が税を徴収できない、ということが起こります。

キャッシュジョブでは最低賃金以下の給与が提示され、雇用側は安く従業員を雇えてラッキー、働く側も税金を払わなくて済んでラッキーとwinwinなことが多いです。(ものすごく安い賃金を提示して、雇用主側が一方的に得する場合もありますが)

また、学生は週に20時間までなど就労時間に制限があります。キャッシュジョブなら何時間働いてもばれることがないから、と制限以上に働きたい学生がキャッシュジョブを好んで探すということもあります。

キャッシュジョブをしている人、ちょっと待って!

ワーホリの中にもキャッシュジョブをしている人がたくさんいると思います。

税金などめんどくさい手続きも必要ないし、とりあえずお金が稼げればなんでもいい、とあまり深く考えずにキャッシュジョブをしてる人もいるのではないでしょうか?

 

しかし、ちょっと待ってください。

キャッシュジョブは違法行為ですよ!

 

現金で給与が手渡しされている場合でもちゃんと税金を払っていれば問題はありません。

しかし、手渡しすることによって税金をごまかしているなら、それは明らかな脱税です。

「私はキャッシュジョブなんてしたくないんだけど、たまたま働いているお店がお給料を手渡しするタイプのお店だったから、、」と思っている方は、そのお店で働くことによって自分も脱税に加担していることを自覚したほうがいいです。

 

また、お給料を現金で手渡しし、給与明細などを発行しないということは、その職場で自分が働いている証拠が残らないということです。

万が一お給料が支払われなくてトラブルになった場合、働いた証拠がなし、自分も違法行為をしているから、公に文句を言うことができないかもしれません。

職場で大きな怪我をしても、そこの従業員である証明ができないから会社側に責任を問うことはできないかもしれません。

どこかで自分が就労をしていること(または収入があること)を証明しなければならなくなったとき、働いてるけれど公に言えないから証明できない、と困るかもしれません。

キャッシュジョブをしている方はこのようなトラブルが起こりうることを理解していますか?

 

働くならば、正規の方法でちゃんとした給与をもらって、ちゃんと税金も収めて、の方が絶対に良い!

次項ではトラブルを避けるためにキャッシュジョブから抜け出す方法について説明します。

キャッシュジョブから抜け出す方法

まず手っ取り早いのは雇用主に掛け合ってみることです。

雇用する場合は、労働者のタックスファイルナンバー等を登録して、きちんと税金やスーパーアニエイションを収めることが当たり前です。

その当たり前のことをしてほしい、そう掛け合ってみましょう。

しかし、会社側が素直に認めるとは限りません。違法行為であることは自覚した上で経費を削減したいからキャッシュジョブを採用している可能性が高いからです。

「キャッシュジョブで働きたいたくないのなら、他の場所で働け」と言われるかもしれません。

こうなった場合は、自分では解決できないのでフェアワークスに助けを求めましょう。

フェアワークスとは賃金や労働条件に関してサポートしてくれるオーストラリア政府の機関です。

オフィシャルページでは自分の働く権利や賃金を調べたり、トラブルに巻き込まれたときの対処法などが閲覧できます。また問い合わせからは日本語で相談することもできます。

「でも自分もキャッシュで給与を受け取っていたから罪に問われるんじゃない?」と心配する方もいると思います。

この件について、フェアワークスの日本語ページにはこのように記載されています。

あなたがビザの規定に違反して就労していたとしても、あなたには最低賃金を受け取る権利があります。 オーストラリア移民・国境警備省(Department of Immigration and Border Protection – DIBP)と当機関の間の取り決めにより、一時ビザ滞在者が当機関に助けを求めてきた場合、そのビザはキャンセルされません。ただし、その人が以下の条件を満たしている必要があります。

  • 就労が許されるビザを保持している。
  • 職場で搾取されてきたと本人が考えている。
  • 労働条件について当機関に既に報告している。
  • 当機関の調査に協力している。上記の措置は以下を条件に適用されます。
  • 今後、ビザの条件を守る。
  • ビザがキャンセルされるべき他の理由がない(国家安全保障、人格、健康、詐欺に関わる理由など)。

(フェアワークス・オフィシャルサイト、職場の問題より引用)

また、個人情報などが気になる方は匿名でも通報することもできます。(詳しくはこちら

おわりに

話し合いをしたり通報することは少し勇気のいることかもしれません。

しかし、行動しないと変わらないのは事実です。

もし「ひとりではちょっと不安」という方がいらっしゃればカンガルーデイズがお手伝いします。(後に問題解決の過程などを名前や店の詳細などは伏せて他のみなさんにシェアさせていただきたいです)

問合せかツイッターからお気軽にご相談ください。