知らないと損する,オーストラリアで良い仕事をゲットするための10のこと(前編)

こんにちは。takumiko@kangaroodays717 )です。

ワーキングホリデーを始めるにあたって、不安に思うのは仕事とお金

 

「行って実際に仕事があるのか?」

「ちゃんと稼げるのか?」

英語や海外での体験も大切ですが、働いてお金を稼いで帰ることをベースにしてワーキングホリデーの1年間を思い描く方も多いので、仕事探しはかなり重要な問題ですね。

 

安心してください。仕事は”選ばなければ”必ずあります。

どこかしらに空いている仕事はあるので、「働く」ことにフォーカスすれば、ないことは絶対にありません。

ただ、そういう仕事には低賃金で重労働。時には、つまらなく、汚い仕事かもしれない。場所だって気に入ったところでは働けないかもしれません。

”選ばなければ”ということはそういう意味です。

 

来る前には、

「ローカルのレストランで同僚はみんな非日本人。英語環境に浸りながら、海外を感じて働きたい」

「カフェでバリスタしながらお客さんとおしゃべりして働きたい」

など、夢を持ってオーストラリアにやって来る人も多いと思います。

もちろん、運が良ければ、経験と実力が伴っていれば、思い描いた夢は現実になって、充実したオーストラリアライフを送れます。

しかし、現実は、甘んじて日本食レストランで低賃金の長時間労働。もっと自由でストレスフリーな生活を求めてやってきたはずなのに、あれ?気づけば日本でやっていたことと変わりがない?

 

英語が流暢に喋れないから。海外での経験が浅いから。色々理由はありますが、一番大きな理由は自分をアピールする力が足りないからだと思います。

 

今回は、高時給(最低賃金を守っている)アルバイト・自分のやりたい仕事を掴み取る方法を10のステップに分けて書きました。

(長いので前編と後編に分けました。こちらは前編です。)

これからオーストラリアで働く方、もう現地で働いているけれども現状に満足していない方、ぜひ参考にして見てください。

1 最低時給を知る

オーストラリア全土のカジュアル採用の最低時給は23.66ドルです。(詳しい情報はこちら

*オーストラリアの最低時給は年々上がっています。ここで書く時給は2018年11月現在のものです。

*21歳以下の方は最低時給が異なります。また職種によって最低時給が22.86よりも高くなることがあります。

また、最低時給は職業分野によって分かれていて、ワーホリが働くであろうホスピタリティー分野のウェイトレスやキッチンハンド、クリーナーなどは23.66ドルが最低と規定されています。

 

「あれ、18ドルとかじゃないの?」という方も多いのではないのでしょうか?

実際にそう書いているブロガーも多いですが、それは間違った情報です。

*121歳以下の方は年齢によって異なります。また雇用形態によっては18もありえない数字ではないですが、あくまで”カジュアル”で雇用され、特殊な条件がついていない場合、この時給は違法です。

心配な方は是非オーストラリア政府の公式ウェブサイトをチェックしてみてください。

一例として、ホスピタリティー部門カジュアル採用の一覧を載せておきます。ぜひ開いて見てみてください。

(アワードによって詳細は異なります。こちらはHospitality Industry (General) Award 2010 [MA000009]から抜粋しました)

「でも実際に12ドルから18ドルぐらいの低賃金で働いてるよ?」という方、それは違法賃金です。*1

残念ながら、どこにでも悪いことをしようと企んでいる人は多いです。オーストラリアに来たばかりで右も左も分からない外国人には最低賃金なんて知りません。

17、18ドルを提示して来るお店では、よくカジュアルとパートタイムをごちゃごちゃにして、あたかも正規の最低賃金かのように言い張る所が多いです。

また、英語が拙いことから、「働ければ低賃金でもなんでもいい!」という人も多く、違法ながらどんどん賃金を下げて来る雇用者が後を絶ちません。

仕事を始める前に、自分がいくら貰う権利があるのか知っておきましょう。

参考 オーストラリアの最低時給は23.66ドルですカンガルーデイズ

2 自分を正しくアピールできる履歴書を作る

皆さんは、どうやって履歴書を作りましたか?ネット上に転がっている履歴書をコピペして、名前を自分に変えて、ちょっといじって。。なんてしてないですよね?

 

オーストラリアの履歴書はフリースタイルです。日本のように型があって、型取りに記入して、なんてことはしなくていいです。

自由が故、自分で一から作るのは難しいところがありますが、逆に言うと、なんでも好きなことを書いていい。自分を魅力的に見せるための方法がいくらでもあるということ。

 

私がお勧めする書き方をワーホリのための世界一わかりやすい英語履歴書で詳細に説明しました。

この書き方にしてから、返答率は100%、即日で仕事が決まるようになりました。

履歴書で大事なのは、自分をいかにアピールして、目立たせるか。何十枚も送られて来る中から目に留まるためには工夫が必要です。

一時期、履歴書を受け取る側にいたのですが、「本当にこれで採用されると思っているのか?」と思うほど手抜きで、乱暴な履歴書が多かったです。

逆にいうと、みんなが適当にしているからこそチャンスなのです。

かしこく自分をアピールして、返答率を上げましょう。

参考 ワーホリのための世界一わかりやすい英語履歴書の書き方カンガルーデイズ

3 時給が提示されている職場・オーストラリア人経営のお店を探す

さあ、最強の履歴書も用意できた。次は職探しですね。

しかし、ワーホリを上手く使って経費を抑えてやろう、と企んでいる雇用側は多いものです。

時給12ドルなどの超違法賃金がまかり通っているのには大きく分けて2つ理由があります。

1つ目は、今述べたようにワーホリを利用して低賃金で従業員を雇おうとする雇用主がいること。悲しいですが、日本人経営者の中にも多いです。無知なワーホリはずる賢い雇用者には絶好のカモなのです。特に、非オーストラリア人経営のお店で非常に多いです。

2つ目は、そんな低賃金でもいいから働きたい!という、働き手がいることです。ひどい賃金を提示されてもニコニコ働いてしまう人がいるから、雇用者側もつけあがってどんどん価格を下げて来ます。

どんな仕事をしようとその人の勝手ではありますが、自分が低賃金の悪い流れに加担して居ることを知っておいたほうが良いです。

 

さて、こういった事情で賃金崩壊が起こっていますが、ちゃんとした時給をもらってハッピーに働きたいなら、簡単な話、そんな所では働かなければいいだけです。

今回は、時間を無駄にせず、効率的に良い職場を探す方法を説明します。(良い職場というのは、時給がいいという意味です。環境の良い悪いは実際に働いて見ないとわかりません。)

 

まず、第一に分かりやすいのは募集内容に時給をきちんと提示しているお店

堂々と「時給13ドルスタート」なんて書いてあるバカみたいなところも度々見かけますが、23.66ドル以下を提示された場合、基本的に違法賃金=オーナーはワーホリを利用している、と疑ったほうが良いでしょう。*1

稀にカジュアルではなくパートタイムで採用しますよ、と言われた場合、病欠や有給はきちんと出るのか、最低労働時間数などの規定はあるのか、確認して見てください。

また、募集内容に書いていなくても、面接に行く前に問い合わせすることをオススメします。聞くこと自体は問題ないので、面接に使う時間を無駄にしないためにも事前に確認すると良いでしょう。

 

次に狙い目なのは、オーストラリア人経営またはオーストラリア人従業員の多い店。オーストラリア人にも色んな見た目の人がいるので分かりづらいと思いますが、話し方などで判断できるかもしれません。

オーストラリア人はオーストラリアの働き方や法律をきちんと理解しています。犯罪に加担したくないと言う思いもあります。反対に外国人経営者は自分の国のやり方や基準を持ち込んで、やりたい放題している場合が多いです。

一度だけ、マレーシア系オーストラリア人が経営する日本食レストランで最初時給15ドル、のちに18ドルで働いていたことがあります。オーナーはお金が大好きで、最低賃金以下でも働くワーホリを雇いたがっていました。

その職場での経験から、一概にオーストラリア人は雇用にクリーンだとは言い切れませんが、他の4つほど働いたオーストラリア人経営のお店では、基本的におおらかで、最低賃金はもちろん守っていました。

 

ちゃんとした時給をもらっていないと、いくら好きな職場とは言え、不満は積もるものです。

18ドルで働いていたときも、同僚と来るお客さんは大好きなのに、「一時間に5ドルもあの憎っくきオーナーに取られているのか!」とイライラしたものです。

このような職場ではどうしたって、フェアな関係性ではありません。問題は必ず起きます。法律を守らない人が良い人間であることは少ないでしょう。

 

少し話は逸れますが、きちんとした職場で働く場合、給与に上乗せする形で給与の9%分のsuperaniation(スーパーアニエーション)というものがもらえます。

これは日本の年金に当たるもので、雇用主が給与とは別に年金会社に積み立てをします。全額ではないですか帰国時に返還を求めることもできます。これも、最低時給と同じように労働者が受け取るべきものです。

このスーパーアニエーションを払いたくない、税金も払いたくない、正規の賃金も払いたくない。こんな経営側の汚い理由でキャッシュジョブ(政府を通さず給与を手渡しする方法)をオファーされることがあります。

しかし、キャッシュジョブ自体は違法行為です。(働く側も違法行為です!)

トラブルを避けるためにも、キャッシュジョブをオファーされた場合は、合法な雇用をしてもらえるように掛け合うことをオススメします。

参考 キャッシュジョブをしている人に聞いてほしい話カンガルーデイズ

 

次は実際に仕事を探す際、良い返答をより効率的にもらうためのTipsです。

4マネージャーに直接履歴書を手渡しする→その場で面接に持ち込む

シャイな日本人には難関ですが、オーストラリアでは直接お店に行ってスタッフを募集しているか聞きに行く、というのが結構一般的なアルバイト探しの仕方です。

街ではよく、履歴書片手に街をうろうろしているジョブハンターの姿を見かけます。

 

まずお店に入ったら暇そうな店員さんを見つけ、「今仕事を探してるんですが〜」と話しかけます。

履歴書を持っているかどうか聞きかれて、渡し、「じゃあ一応貰っておくね、募集がかかったらまた連絡します」というのが基本的な流れです。

しかしながら、実際にたくさんの履歴書を配っても、返答があるのはごくごく一部

いつ次の募集がかかるか分からないですし、受け取られたものの、履歴書すら採用担当者に届かず、捨てられ、誰にも読まれないことも多いです。

 

履歴書を直接渡しに行くメリットは、募集がかかる前に「今ちょうど募集かけるところだったんだよ」とタイミングよく話を持っていけることです。

一度、ネット上に募集が出てしまうと、他のジョブハンターの目にも止まるので、競争率は一気に上がります。

他の人と比べられてしまうと、やはり経験がある人、スキル(英語力や仕事に役立つ何か)がある人に負けてしまいます。だから募集が出る前が狙い目

 

ここで一番気をつけたいのが、せっかくのチャンスを履歴書を渡すだけにしないということです。

折角、自分だけしか履歴書を渡していない、しかももうすぐ募集をかけるという状況でも、読まれる前に履歴書が捨てられてしまっては意味がありません。

紙一枚渡すだけであっても、自分の存在をアピールすることが大切です。

 

履歴書を手渡しする際は、簡単に渡して、「はい、終わり」ではなく、まず、店員さんにマネージャーが居るかどうか聞いて見ましょう。

直接渡したいことを伝えると、呼んできてくれたり、「何時にいるから戻っておいで」とアドバイスをくれます。

マネージャーに直接渡すメリットは多大です。

やはり、履歴書も大事ですが、所詮は紙切れです。実際に会って、顔を見ながら話すことには優りません。紙の上では伝わらない好印象を与えることによって、お店に落とされる他の履歴書と差をつけることができます。

また、実際に募集していれば、マネージャーと話すことが面接の代わりになって、その場で今からトライアルになることもあります。(お店に履歴書を落としに行く際はいつでも働ける格好で!)

 

配り歩く際、履歴書を何十枚も落とすのは普通のことですが、紙代だってバカにならないですし、時間もかかります。

「ここで働きたい!」と強く思ったときは、少し粘ってでも、マネージャーに直接渡すようにすると、やりたい仕事ができる可能性はかなり上がります。

 

長くなってしまったので、残りの5~10は後編に譲ります。